動画用の照明を選ぶ際、明るさは考慮すべき要素の一部に過ぎません。カメラには正確な色再現も必要です。照明によって肌の色が灰色っぽくなったり、緑がかったり、色あせて見えたりする場合、単に明るさを上げても問題は完全には解決しません。
そこでCRIの出番となります。CRIは、光源が色をどれだけ正確に再現するかを表す指標です。
CRIとは、演色評価指数(Color Rendering Index)の略称です。これは0から100までの尺度であり、光源が自然光と比較して、色をどの程度正確に再現できるかを測定するものです。
CRIが高いほど、その光の下では色がより正確に再現されます。CRIが低いと、色がずれたり、細部が失われたり、不自然に見えたりすることがあります。
「明るさ」とは、製品がどれだけの光を発することができるかを示す指標です。これは通常、ルーメンで測定されます。
CRIは、その光が色をどれほど正確に再現するかを示します。
光は明るくても、色の再現性が悪い場合があります。つまり、シーンは十分に明るく照らされていても、肌の色や商品、背景の色がカメラに映ったときに不自然に見えることがあるのです。
色温度によって、光が暖色系に見えるか寒色系に見えるかが決まります。
CRIは、その光の下での色の正確さを測定する指標です。つまり、色温度は光の色合いを変えるのに対し、CRIはその光が被写体の色をどれだけ忠実に再現しているかを表すものです。
適切な照明は、カメラが鮮明で自然な画像を撮影するのに役立ちます。CRIは、色がどれだけ忠実に再現されるかに影響します。CRIの高い照明は、次のような点で役立ちます:
これは、商品の写真を撮影したり、クローズアップを撮影したり、顔カメラを使ってライブ配信を行ったり、ビデオ通話で自然な姿を見せたい場合に特に役立ちます。
日常的なビデオ通話、ストリーミング、録画には、CRI値の高い照明を選びましょう。一般的に、CRIが90以上であればカメラ撮影に適しているとされ、より正確な色再現を求める場合はCRI94以上を目標とすると良いでしょう。
ElgatoのKey Lightsはカメラ撮影用に設計されているため、そのCRI値は参考になる例です。 Key Light Air MK.2 および Key Light Neo は、いずれもCRIが94%以上で、色温度を2900~7000 Kの範囲で調整可能です。つまり、動画撮影において正確な演色性を維持しつつ、光の暖かみや冷たさを調整することができるのです。
キーライト CRIが92%以上で、より高い輝度と照射範囲が必要な大規模なセットアップ向けの、高出力モデルです。
照明を選ぶ際、CRIだけを基準にする必要はありません。設置場所、明るさ、色温度、そしてカメラの設定も依然として重要な要素です。しかし、CRIは、その照明が単に明るく照らすだけでなく、色を正確に再現するように設計されているかどうかを示す指標となるため、照明を比較する際には役立ちます。
CRIだけが重要な照明の仕様というわけではありませんが、色の正確さを判断する上で最も簡単な方法の一つです。カメラで撮影した画像を自然に見せたい場合は、十分な明るさがあり、色温度を調整でき、かつCRIの高い照明を選びましょう。
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